- 統計・データ
22/03/17
ネット調査、倉庫関係者8割以上が業務に課題
倉庫管理システムを提供するニーズウェルが倉庫業務従事者や倉庫経営者に行った調査によると、8割以上の人が業務に「課題を抱えている」と感じている。多くの企業が、人手確保や生産性向上に取り組む中、満足のいく結果を得られていないようだ。
自社倉庫業務に課題があるかの問いに対し、「はい」が85・0%。「いいえ」が15・0%だった。課題と感じていことは、複数回答で「人での確保・戦力化までの時間確保」が48・9%。「商品のロケーション変更がうまくいかない」が36・0%、「棚卸作業の負荷が大きい」が34・8%=グラフ1。
課題に対して改善を行ったかの質問には「はい」が67・2%、「いいえ」が32・8%。具体的に改善を図った業務は、「入庫作業」が22・5%、「ピッキング(出荷)作業」が19・8%、「入荷検品作業」が18・3%と続いた。
改善の内容では、「生産性向上」が35・6%、「作業負荷軽減」が27・6%、「作業量削減」が19・8%と続く。改善手段は、「作業のシステム化」が30・3%、「業務手順の見直し」が28・3%、「既存システムの改修」が19・6%だった=グラフ2。
改善効果の判定を何でみているかの質問に、「作業時間」が45・0%、「作業負荷」が26・2%、「生産性」が22・8%と続く。改善の効果は、「とても感じる」「まあ感じる」を合わせると72・0%と、一定の成果を感じている。一方で「どちらともいえない」との回答も23・7%いた=グラフ3。
調査は2月15~17日にインターネットで実施。調査対象人数は1051人だった。