- 船・鉄道
22/03/16
JR東日本スタートアップら、次世代ロボット倉庫の実証実験を実施
JR東日本スタートアップ(本社・東京、柴田裕社長)とジェイアール東日本物流(同・同、野口忍社長)、次世代ロボット倉庫「キューバス」を展開する キューバス(同・同、大久保勝広)ら3社は3月16日~27日の12日間、次世代ロボット倉庫の実証実験を実施する。荷物の収容量向上に必要なスペックや適切な運搬スピード、預け入れから整理、取り出しまでのオペレーションの自動化などを検証する。
東京駅の手荷物預かり所内の一区画(新幹線南のりかえ口改札前)に「キューバス」を設置。スペースの高効率化やさまざまな倉庫機能の自動化オペレーションを目指して行う。「キューバス」の操作は手荷物預かり所担当者が行い、手荷物の預かりは所定の料金がかかる。営業時間は午前10時から午後8時まで。
駅という環境では、商品の在庫スペースが十分に確保できない。さらに、店舗やアイテムが頻繁に入れ替わることもあり、商品管理や保管場所の複雑さから非効率な空間利用となっていた。
今回、世界初のリニアモーターで自律搬送する次世代ロボット倉庫「キューバス」を活用することで、格子状のユニット構造にすき間なくアイテムを敷き詰め高密度に収容。スペースの高効率化が可能となる。また、データ入力するだけで欲しいアイテムが自動的に運搬されることによるオペレーションの簡素化と、設置の際も大規模な工事が不要なため、旅客ニーズの変化に合わせた柔軟な運用が期待できる。