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22/03/15

三菱ふそう、神奈川県厚木市に「eキャンター」を納車

 三菱ふそうトラック・バス(本社・川崎市、カール・デッペンCEO)は3月14日、神奈川県厚木市に、EV(電気自動車)トラック「eキャンター」を納車した。ごみ収集車として使用され、厚木市が目指す「循環型都市」の実現に貢献する。
 量産型トラックがベースのEVごみ収集車の導入は国内初。架装部分は、新明和工業が手掛けた。充電は厚木市環境センターが行う可燃ごみ焼却時の熱を利用する。

 

 「eキャンター」は電動で駆動するため、ごみの収集・運搬の際にCO2(二酸化炭素)を一切出さない。騒音や振動が少なく住宅地での早朝の収集作業に適している。
 この車両の導入は、三菱ふそう、厚木市、新明和工業の3社が2021年5月10日に締結した脱炭素社会実現に向けた「EVごみ収集車に関する連携協定」に基づいている。14日の式典で三菱ふそうの松永代表取締役会長は「3社協力の下、カーボンニュートラル社会実現のためのベースを構築していきたい」と挨拶した。