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22/03/14

大日本印刷ら、フィリピンで物流配送マッチングの合弁会社を設立

 大日本印刷(本社・東京、北島義斉社長)とユニアデックス(同・同、東常夫社長)、グローバル・モビリティ・サービス(同・同、中島徳至社長)の3社は2月4日、フィリピンで物流配送マッチングサービスの合弁会社を設立した。一層の拡大が見込まれる物流需要と、今後の継続的な成長に対応する。
 合弁会社「3Q DASH TECHNOLOX」は、ICT(情報通信技術)を活用した配送マッチングプラットフォーム(基盤)で、ラストワンマイル物流市場向けの物流配送マッチングサービスを提供する。荷主にとっては、配送手配業務負荷軽減、配送ドライバーの確保、配送期間の短縮、適正な配送料金実現などのメリットを提供する。また、ドライバーにとっては新たな就業機会の創出となり、収入増による貧困問題の解決や生活の向上につながる。
 フィリピンでは、経済成長による物流量の増加に対して配送ドライバーが不足している。また、都心部の深刻な慢性的渋滞や配送の仕組みの整備が遅れていることなどにより、配送に関する期間やコストなどの多くの課題が顕在化。新型コロナウイルス感染症の影響で、オンラインショッピングやフードデリバリーの利用が急増したこともあり、配送関係の課題がより深刻化している。