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22/03/10

大日本印刷×トーハン、物流センターを一体化

 大日本印刷(本社・東京、北島義斉社長)とトーハン(同・同、近藤敏貴社長)は10月、埼玉県桶川市のトーハン桶川センター内に大日本印刷の桶川書籍流通センターを稼働する。両社が進める出版流通改革の一環で書店への納品スピード向上や、オンデマンド製造と一体になった商品ラインアップの拡充を目指す。
 トーハン桶川センターの5階約4000平方メートルを使用。現在都内で運営している書店への在庫補充と通販対応機能を持つ赤羽書籍流通センターを来年1月までに順次移設する。
 新センターの稼働で、センターの在庫とデータ連携する出版社の在庫から、最短で受注翌日という迅速な出荷が可能になる。合わせて注文を受けてから本をつくるプリントンデマンド製造を行い、品切れのない出荷を実現する。
 両社は、共同でマーケットイン型販売体制の確立を目指している。それぞれのグループ書店であるブックファーストや八重洲ブックセンター、丸善ジュンク堂などに加え、三省堂書店、未来屋書店とも連携し、実現に向けた協議を進めていく。