- 行政・業界団体
22/03/07
大型車脱輪事故、脱着・管理で国が調査
国土交通省は4月以降、タイヤの脱着作業と保守管理状況に関して実態調査を行う。大型車の脱輪事故発生の6割超を占める冬用タイヤ装着時の対策強化につなげる。
国交省によると、大型車脱輪事故は増加傾向。昨年度は131件発生しそのうち65%が冬場に集中した。2019年度の調査で、部品の清掃や潤滑油の塗布などを行っていない運送会社もあり、徹底させるため、2月24日の検討会で実態調査を行うことを決定した。
タイヤ脱着作業の聞き取りは、脱着作業を行うタイヤ販売店、自動車整備会社、運送会社を対象とし、20~30社ずつに行う。質問項目は、脱着時のホイールボルトとナットの清掃や潤滑油の塗布状況、各部品の交換時期の考え方、タイヤ装着時のナット締め付け具合の他、タイヤを交換し50~100キロメートル走行後にナットを再度締め付ける増し締めに関してトラックドライバーに周知しているかどうかだ。
タイヤの保守管理の調査は、車両の使用者である運送会社に聞く。タイヤ脱着作業を尋ねた会社を対象に日常点検状況、ホイールナットの緩みが目視で分かるインジケーターの活用や増し締め実施の状況を調べる。
別途5月以降に、運送会社が使用中のホイールボルトとナットを集め、締め付けや回転の具合も確認していく。欧米の脱輪事故発生要因と対策も調べ、10月初旬までに報告書をまとめる。