• 船・鉄道

22/03/04

Fさんふらわあ、LNG燃料フェリーを大阪〜別府間に就航

命名・進水式の様子

 

 フェリーさんふらわあ(本社・大分市、赤坂光次郎社長)は2023年1月、日本初のLNG燃料船「さんふらわあ くれない」を大阪〜別府航路に投入する。既存船の代替え。硫黄酸化物をほぼ排出しないLNG船の活用で、環境負荷低減を一層進める。
 新造船の全長は、199・9メートル。総トン数は既存船比約2倍の1万7300トン。トラックの積載台数をは同約1・5倍の137台と大幅に増強。合わせて、ドライバーズルームも拡充した。旅客スペースでは、大浴場とレストランを拡大。3層吹き抜けのゆとりある開放的なパブリックスペースを設置した。 
 また、国内フェリー初となるLNGと重油それぞれを燃料として使用できる高性能デュアルフュエルエンジンを搭載し、環境に配慮。従来より二酸化炭素(CO2)排出量を約25%削減、硫黄酸化物をほぼ排出しない優れた環境性能を達成して環境負荷の低減を図る。