• 物流企業

22/02/25

NXHD、北杜市の地域経済活性化に向け包括連携協定を締結

 NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京、斎藤充社長)はこのほど、山梨県北杜市と地域経済活性化に向けた包括連携協定を締結する。基幹産業である農業の発展や、地域の子どもの食育などさまざまな取り組みを進める。

 物流面では、地域の農業振興のための冷蔵コンテナ設置を進める。繁閑の多い農産物の需給を予測し、農産品廃棄を減らす。同時に高付加価値少量生産品の販路拡大にも役立てる。またNXグループの社員食堂で北杜市産の農産物関連のイベント開催や、NXグループでの農産品販売も行う。

 NXホールディングスは2016年、北杜市にNXアグリグロウ(旧・日通ファーム)を設立。耕作放棄地の有効活用や地域の雇用への貢献を進めてきた。またNXグループの基幹事業の物流は、地域との関係構築が不可欠。両社は協定を通じて、地域の抱える少子高齢化やDX(デジタル・トランスフォーメーション)などの課題解決を図る。

 今後、NXグループのノウハウを生かしながら、ドローンやICT(情報通信技術)の活用を検討。地域経済の発展や循環型社会の構築に向けて、手を携えて取り組む方針だ。