丸和運輸機関、ＥＣ配送の規模拡大へファイズに友好的ＴＯＢ

　丸和運輸機関（本社・埼玉県吉川市、和佐見勝社長）は２月18日、ファイズホールディングスと資本業務提携を結んだ。また21日からは、同社株に対するＴＯＢ（株式公開買い付け）を開始し、連結子会社化を目指す。主力のＥＣ（電子商取引）配送事業の規模拡大とネットワーク基盤の強化が目的。
　ファイズは2013年設立。資本金３億2600万円。ＥＣソリューションサービス事業を展開し、ＥＣサイト運営企業向けの人材紹介事業なども手掛ける。両社は共に、３ＰＬやラストワンマイル事業を成長基盤として戦略を進めてきた。グループ化を通じて、輸配送ネットワークや経営基盤の強化を図る。
　ファイズ側も賛同した友好的ＴＯＢ。１株670円で３月22日まで買い付ける。買い付け予定数の上限は60％。ＴＯＢ後もファイズの上場は維持される見通し。