- 物流企業
22/02/18
JR貨物、先進的物流施設の設備資金調達で環境債200億円発行
JR貨物(本社・東京、真貝康一社長)は3月、公募社債「グリーンボンド」を発行する。長期計画の「JR貨物グループ長期2030」で掲げる「グリーン社会の実現」や「物流生産性の向上」のため、環境改善効果の高いプロジェクトに投資するため。
発行年限10年100億円と20年100億円の計200億円(見込み額)の債権を発行する。調達した資金は2022年7月しゅん工予定の「東京レールゲートEAST」の設備投資資金に充当する。
先行稼働した「東京レールゲートWEST」と併せて全国ネットワークの幹線鉄道と貨物エキナカの物流施設であるレールゲートを直接つなぐ。集荷・配達・保管・荷役・流通加工の提供でワンストップ営業を実現し、総合物流企業グループを目指す。
同社がグリーンボンドを発行するのは初。貨物鉄道が持つ環境特性と労働生産性に優れた輸送モードとしての特性を最大限発揮し、2050年カーボンニュートラルやSDGs(持続可能な開発目標)の実現に貢献する。