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22/02/08

NXHD、スペインの自社倉庫で医薬品流通に関する認証を取得

 NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京、斎藤充社長)は1月24日、スペインで医薬品の適正流通基準の認証を取得した。現地法人のNXスペインがバルセロナ支店の自社倉庫に医薬品専用温調施設を構え、一時保管業務と輸出入通関を組み合わせた医薬品の国際温度管理輸送サービスを提供する。

倉庫外観

 医薬品の一時保管、輸出入通関、フォワーディング業務(航空・海運) に関して、カタルーニャ州保健省から定温物流での医薬品の保管やクロスドック作業の規格であるWDA(Wholesale Distributor Authorization)認証および医薬品のGDP(適正流通基準)認証を受けた。

倉庫室内

 NXスペインのバルセロナ支店はバルセロナ=エル・プラット国際空港に隣接している。医薬品専用温調施設は2℃~8℃(冷蔵)、15℃~25℃(定温)の2温度帯に対応可能。
 スペインは欧州域内でも有数のジェネリック医薬品の製造拠点。特にバルセロナを中心とするカタルーニャ州はスペインの五大製薬メーカーの発祥地で、昨今は日本のライフサイエンス企業の進出も目立つ。