• 船・鉄道

22/01/27

JR西、岡山県でパン輸送の実証実験を実施

 JR西日本(本社・大阪市、長谷川一明社長)は2月17日から、岡山県で伯備線普通列車を活用したパン輸送の実証実験を実施する。総社駅から岡山駅まで貨客混載でパンを輸送。安全性やマーケティング調査などの検証を行う。
 ヤマト運輸、総社商工会議所が地元で推進するパンを切り口にした地域活性化の取組み「パンわーるど総社」と連携し行われる。
 ヤマト運輸が総社市内の事業者から集荷したパンを総社駅で対象列車の客室スペースに積載。午前11時24分に出発し岡山駅に午前11時56分に到着。岡山駅新幹線改札横「おみやげ街道せとうちCUBE」で販売する。
 駅構内での荷物配送のオペレーションや、列車内の荷物の安全性を検証。駅ナカでのパン販売に関するマーケティング調査も実施する。
 実験後の定期輸送などについては、検証結果を精査し検討する。
 総社市は、パンの製造出荷額が岡山県下第1位。岡山市は1世帯当たりのパンの消費量が全国1位。この取組みで、これまで総社でしか購入できなかったパンを平日昼時に岡山駅での購入が可能になる。