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22/01/20

ブラザー、名古屋市で製品や部品を保管する新倉庫を稼働

事業拡大に歩調を合わせて建設した新倉庫

 ブラザー工業(本社・名古屋市、佐々木一郎社長)は1月中旬、名古屋市港区に「港第1倉庫」が稼働した。ビジネス拡大に伴う製品や部品の保管需要に対応する。投資額は約20億円。
 新倉庫の所在地は、名古屋市港区港明1ノ1015ノ3。既存工場の隣接地に建設した。敷地面積は1万2505平方メートル。鉄骨造の2階建てで、延べ床面積は1万1861平方メートル。
 プラットホームの高さをトラックの荷台に合わせ、積み降ろし作業の負荷を軽減。名古屋港や高速道路に近い立地を生かして物流コスト削減にも貢献する。
 BCP(事業継続計画)として、床面の高さを津波の想定される高さより80センチメートル高めに設計。港の側という立地条件をカバーした。
 ブラザー工業は、産業領域を中心にビジネスを拡大している。新倉庫の建設で、保管可能量を増やし、高まる今後の需要増加に備える。