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22/01/17

国交省、14日から電動車助成開始 ハイブリッドも対象

 国土交通省は14日から、トラック企業などを対象に「電動車の集中的導入支援事業」の1回目の募集を開始した。国として小型商用車の電動化を進める中、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などの導入費を補助し、普及目標の達成につなげる。
 トラックで対象となるのは、EVトラック、燃料電池トラック(FCVトラック)、HVトラックの3種類。企業規模に関係なく、一般貨物自動車運送事業者、第二種貨物利用運送事業者などが応募できる。総額は2021年度補正予算で計上した10億4200万円で、トラック、バス、タクシーの対象車両ごとに補助金を分配する。

車種ごとで内容異なり注意
 車種ごとに補助率が異なり、昨年12月20日~2月28日までに導入することを条件とする。EVトラックは車両本体価格の4分の1の補助を実施。充電設備も対象で、急速充電の工事費は300万円、普通充電は90万円を上限に、車両と同時に導入する場合は費用の半額を、設備のみの場合は4分の1を補助する。FCVトラックの補助額は車両本体価格の3分の2となる。
 HVトラックの補助率は一般的なディーゼル車との差額の3分の1で、原則、単年度で3台以上導入することが条件。11年以上経過した経年車を廃車して新車を導入する、もしくはGマーク(安全性優良事業所)、グリーン経営認証などを取得している企業は1台からでも補助を受けられる。
 締め切りは28日。車種ごとに予算額の上限があり、期限内でも満額となった場合は補助を受けられない可能性がある。今回の補助事業は第1弾で、今後、2回目の募集も行われる予定だ。
 問い合わせ先は最寄りの地方運輸局、または運輸支局の専門窓口。