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22/01/17

国交省・環境省、ディーゼル補助継続へ今年度と同額予算計上

 国土交通省は来年度、燃費性能の高い低炭素ディーゼルトラックの普及加速化事業を継続する。電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)への補助事業も続け、運輸部門から排出される二酸化炭素を削減する。
 低炭素ディーゼルトラックの補助は、経営体力の乏しい中小企業の購入費用を一部補助し、燃費の良い車両への買い替えを促す事業。環境省のエネルギー特別会計のうち、29億6500万円を充てる。使用する経年車を廃車するか否かで補助額が変動する。
 2015年度燃費基準より5%以上燃費の良い場合は大型車を、10%以上燃費の良い場合は小型を含め全車種を補助対象とする。15年度燃費基準を10%以上上回る車の補助率は、経年車を廃車する場合、標準的な燃費水準のディーゼル車との差額の2分の1、廃車しない場合は3分の1。5%以上上回る大型車は、廃車して買い換える場合は3分の1を、新車購入のみの場合は4分の1を補助する。
 また「環境配慮型先進ドラック・バス導入加速事業」の予算額は10億円。EVトラックは標準的な燃費水準のディーゼル車との差額の3分の2を補助するほか、充電設備導入費の半額も出す。HVトラック、大型CNG(圧縮天然ガス)トラックは2分の1の補助を計画している。