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21/12/23

日通、災害時を想定したドローン輸送の実証実験を実施

 日本通運(本社・東京、斎藤充社長)と日通総合研究所は12月10日、静岡県伊豆の国市の「NXグループ伊豆研修センター」で災害時輸送、医薬品などの緊急輸送を想定したドローン活用の実証実験を実施した。ドローンをどのように活用するか検証し、災害時などの物流体制構築につなげる。
 災害時輸送の検証では、24時間対応を見据えた夜間飛行を実施。ドローンポートが設置できない状況を想定した走行中のトラックや傾斜面からの離着陸なども行った。

夜間飛行

 遠隔地からの医薬品輸送では、既存の航空貨物輸送とドローンを組み合わせた一貫輸送を想定。日通が、独自に開発したこん包資材を使い、保冷・保温の温度帯管理や位置情報追跡などの状態管理テストを実施した。自動離着陸・自律飛行でドローンを運航し、実験結果をもとに、実装に向け現状の技術レベルと課題を検証した。