- 物流企業
21/12/23
鴻池運輸、自社運航新造船「KIZUNA21」が就航
鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦社長)は12月17日、日本―台湾間の定期配船サービスに新造の在来型貨物船「KIZUNA21」を投入した。大型化し積載量を増やすとともに、クレーンの能力を増強し荷役の効率化も図る。
全長約104メートル、幅18・4メートル、積載重量トン数は従来船より60・3パーセント増強し、8015トン。搭載クレーンも大型化し、つり上げ荷重40トンのクレーンを2基装備。最大80トンの貨物に対応。コンテナに入らない重厚長大貨物も取り扱いが可能だ。
燃費の向上と二酸化炭素(CO2)排出量削減を図るため、省エネタイプのエンジンを搭載。また流力向上させる特許技術を持つ佐々木造船のスクリューも導入した。
今後は大阪を起点に、毎月上旬・下旬の配船スケジュールで、日本―台湾間を定期運航する。