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21/12/21

JR貨物・22年ダイヤ改正、関東~関西間に直行便を設定

 JR貨物(本社・東京、真貝康一社長)は2022年3月12日、ダイヤ改正を実施する。関東ー関西間でのブロックトレイン投入などの輸送力増強や、大型コンテナ輸送ネットワークの拡充を通して、モーダルシフト需要を取り込む。
 関東~関西間の輸送力増強では、既存の貨物列車を利用し、越谷貨物ターミナル駅(タ)と姫路貨物駅を百済タ(大阪市)・吹田タ(大阪市)・神戸タ・京都貨物の各駅を経由する輸送ルートを新設。越谷ター神戸タ間で3時間38分、越谷ター姫路間では8時間18分、所要時間を短縮する。
 また、東京ター神戸タの貨物列車を大阪タ発着に変更。東京ター大阪タのコンテナ輸送力を12フィート換算で現行の45個から70個に増強する。
 大型コンテナ輸送では、広島タの取り扱いを増強。福岡タ発東京タ行き、福岡タ発越谷タ行きの各列車を使い、広島タから31フィート換算でそれぞれ発着2個ずつの大型コンテナ輸送力を増強。岩国(山口県)発越谷タ行きの列車では現行の発のみ4個から発のみ6個に取り扱いを増やす。
 積み合わせ貨物フロックトレインでは、ダイヤを改善。盛岡ター安治川口駅(大阪市)で1時間24分、陸前山王駅(宮城県)ー吹田タで31分の所要時間を短縮する。
 着発線荷役駅としてリニューアルした南福井駅の停車列車や輸送力も増強。八戸貨物駅(青森県)ー百済タの列車を新たに停車し、百済タ向け輸送力を新設。新潟ター岡山タの列車における南福井駅のコンテナ取扱量を増やす。