- 船・鉄道
21/12/16
名門大洋F、「フェリーきょうと」が運航開始
名門大洋フェリー(本社・大阪市、野口恭広社長)は12月16日、大阪南港―北九州市の新門司港間で「フェリーきょうと」の運行を開始した。貨物ユーザー向けのサービスを強化した設計でモーダルシフトの受け皿となることを目指す。
2002年から運航している「フェリーきょうとⅡ」の代替船で全長195メートル、全幅は27・8メートル、総トン数1万5025トン。トラックの積載台数を108台から162台に増強した。EV(電気自動車)の充電設備も設置した。
二層同時荷役方式を採用。乗下船の荷役時間を短縮した。ドライバーズルームは個室化し増室。旅客エリアとの区分けや、ドライバー浴室の拡張など、長距離ドライバーの利便性も向上した。
同社は、大阪南港―新門司港を毎日上下2便で運航。午後5時発で翌日午前5時30分到着の1便と、午後7時50分発で翌日午前8時30分着の2便。どちらの港からも同じダイヤで運行される。
2022年3月28日には姉妹船「フェリーふくおか」が就航する。