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21/12/15

復興道路、12月18日に全線開通

 三陸沿岸道路が12月18日午後3時、全線開通する。国が東日本大震災からの復興道路と位置付け整備を進めてきたもの。仙台市と青森県八戸市が自動車専用道路で結ばれ、所要時間が大幅に短縮。東北地方の交通アクセスが大幅に改善される。
 最後の1区間だった岩手県の普代インターチェンジ(IC)―久慈IC間約25キロメートルが完成。仙台―青森県八戸市の約359キロメートルが全線開通した。所要時間は震災前より約3時間10分短縮する。
 全線開通により、国の復興支援道路として整備された釜石自動車道や宮古盛岡横断道路と一体で、岩手県内を縦軸、横軸で構成する新たな高規格交通網が完成した。岩手県内は、東和―花巻間を除き無料で通行できる。
 整備済みの復興道路の波及効果で岩手県は、企業立地の増加や、県内港湾のコンテナ取扱貨物量が過去最大を記録している。