- 物流企業
21/12/07
東洋メビウス、富士川物流センターでケースピッキングロボット稼働
東洋製罐グループの総合物流会社の東洋メビウス(本社・東京、篠山健司社長)は12月4日、静岡県富士市の富士川物流センターで、新開発ケースピッキングロボットが稼働した。手積み作業の効率化と省力化を図り、安定的かつ継続的で高品質な物流サービスの提供を目指す。
新開発のケースピッキングロボットは、ホクショー(金沢市)と共同開発した新ハンドを搭載した4軸ロボットと、川崎重工業製の3Dビジョンカメラにより、従来手作業で行っていた飲料製品のケースピッキング作業を自動化した。
2面吸着ハンドで、最大1ケース15キログラムのラップラウンドケース飲料でも安定的に搬送できる。1時間あたり600ケース以上の高速搬送も可能。ケース単位での数量指定・積み付け場所指定や、各種サイズが違うパレットからパレットへの積み替えもできる。
また、タッチパネル方式モバイルタブレットを使用。作業の入力をしたり、ロボット設置場所から離れた場所からでも稼働状況がモニタリングできる。さらに、衝突防止センサーなど、各種安全装置も装備されている。