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21/12/07

国交省、港湾物流効率化へ実証

 港湾物流を効率化するため、国土交通省は来年2月をめどに、企業間の手続きを電子化する「サイバーポート」で、企業とプラットフォーム(基盤)のデータ連携の動作性や、業務の生産性向上効果を検証する実証事業を行う。
 実証では、サイバーポートと各社の物流システムを連携させ、過去の実務データで再現した手続きで、円滑なデータ連携ができるかなどの動作性を調べる。また、利用有無により、港湾物流に関わるデータ取得・再入力、書類作成・送信にかかる時間を計り、削減効果を検証する。他にも、従業員の使いやすさも調査する。
 実証に向けては、春の1次公募で選ばれた19社のうち大半が、サイバーポートとの連携の仕組みを検証している。国交省は11月22日、2次公募で7社を決定した。来年2月をめどに計26社で実証を展開した後、年度内をめどに結果をまとめる方針だ。