- 物流企業
21/12/01
日通、輸送のCO2可視化で企業のESG経営をサポート
日本通運(本社・東京、斎藤充社長)は11月30日、国内の輸送にともなう二酸化炭素(CO2)排出量を可視化するサービス「エコトランス・ナビ」を開始した。作成レポートは公的機関への提出書類に活用可能で、顧客企業のESG(環境・社会・企業統治)経営をサポートする。
トラック輸送が物流の主体となっている企業には、鉄道・海上輸送にモーダルシフトした場合のCO2排出量削減効果をレポート化。すでに鉄道・海上輸送を利用している企業には、トラック輸送などのCO2排出量との試算・比較で現在の「環境貢献度」を「見える化」する。
計算結果は国土交通省への物流効率化法申請書、資源エネルギー省への特定荷主定期報告書などに記載できる。
同サービスでは、同社が10月にリリースした「ワンストップ・ナビ」のCO2排出量の可視化をさらに進化させた。過去一定期間の集荷・配達先の住所、貨物の個数、貨物の重量などのデータから、現行輸送モードと鉄道・海上輸送モードのCO2排出量の差異などを算出する。
同社は今後も、CO2排出量削減に貢献する物流サービスを提供し、顧客企業のESG経営を支える。