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21/12/01

ボルボ・トラック、新型「ボルボFMX」の販売開始

 ボルボ(本社・スウェーデン、ロジャー・アルム社長)の子会社ボルボ・トラックは11月29日、構内専用トラック「ボルボFMX」をリニューアルした。防音性や防寒・防熱性を高めドライバーの快適性を追求したキャビンを実現。積載効率も向上し、業務効率化にも貢献する。
 新型車両では、キャブ周りを一新。ドライバーの乗り降りを容易にするための滑り止めの設置や、視認性を高めるためドアガラスのベルトラインを低く設定するなどの改良を施した。また、キャブスペースを800リットル拡大するとともに、新断熱材を使用し、防寒・防熱性能を高め、居住性を向上した。
 後輪の車軸をオプションで変更することで、型式によっては最大20%の積載量向上も可能。また、ボルボ・ダイナミック・ステアリングを標準装備。新たに追加された個別の設定機能で、オフロードでのハンドルの操作性を高めた。また、13リットルエンジンと、自動変速「I―シフト」の組み合わせで燃費向上と二酸化炭素(CO2)削減に寄与する。
 FMX6×4は最大積載量2・5トン。車両寸法は標準的なダンプ架装の場合、全長が8・3メートル、全幅が2・5メートル、高さが3・6メートル。FMX8×4は最大積載量が3・0トン。車両寸法は同じく、全長が8・9メートル、全幅が2・7メートル、高さが3・6メートルとなっている。