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21/11/30

ヤマト運輸ら、12月に医薬品のドローン輸送実証実験を実施

実証実験の流れ

 ヤマト運輸(本社・東京、長尾裕社長)は12月6日から、岡山県和気町と協働で、中山間部の医薬品のドローン輸送の実証実験を実施する。医療機関や医薬品卸業者などが参画。経済的実現性と課題を明確化し、持続的な医薬品輸送ネットワークの構築を実証する。
 医薬品卸のティーエスアルフレッサの物流拠点から医療用医薬品などをヤマト運輸が「宅急便センター」へ輸送。同センターから医療機関へドローンでまとめて納品する。オンライン診療後に出された処方箋情報を患者が調剤薬局に連携し、服薬指導後に薬局で調剤された処方薬をドローンで個人宅や老人介護施設まで輸送する。
 ドローンを利用した医薬品輸送の品質や、離発着の荷役作業、運行オペレーションの具体化などを検証。機体スペックの確定や参画企業にとっての経済合理性の有無、想定コストの検証なども行う。
 検証期間は2021年12月6日~22年1月末までの12日間。

使用する機体とスペック