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21/11/30

アサヒロジスティクス、東名阪をつなぐ幹線便、来年2月運行開始

オリジナルキャラクターを描いたビィズライナーの専用車両(イメージ)

 アサヒロジスティクス(本社・さいたま市大宮区、横塚元樹社長)は2022年2月から関東と中部・関西をつなぐ幹線便「Bies Liner」(ビィズライナー)の運行を開始する。食品輸送の幹線便を自社化し、顧客の幅広いニーズに対応する。
 11月1日、愛知県小牧市川西1ノ3ノ1日新冷凍運輸名古屋営業所内に幹線便の拠点として小牧営業所を開設。4トン車3台、10トン車3台の計6台を専用車両として順次投入する。関東―中部―関西の幹線便を自社化し、きめ細かく顧客ニーズに対応する。
 幹線便専用の車両を開発。荷室を複層式にし、行きと帰りで温度帯が異なっても良いように、前後に冷凍機を計2機設置した。また薄型の新断熱素材を使用し庫内スペースを確保することで、パレット積載数を16枚から18枚に増加した。さらにコンテナ内で商品を移動させる際のドライバーへの負担を軽減する「エアロール」も搭載する。
 今年4月に発表した中期経営ビジョンに掲げる「東名阪をつなぐ機能の確立」の実現に向けた取り組み。同社の人材育成制度の一環として取り組んでいる企業内大学「アサヒ人財育成大学」での学習テーマに基づく社員からの提案が発端となり実現した。