• 物流企業

21/11/25

大和物流、ベトナムで倉庫事業を開始し国際物流事業を本格始動

ベトナムでの物流拠点「ロックアンビンソンロジスティクスセンター」の外観

 大和物流(本社・大阪市、木下健治社長)は11月24日、ベトナムでの現地法人ダイワロジスティクスベトナムが倉庫事業を開始した。南部のドンナイ省に倉庫を開設し、本格的に国際物流事業に参入する。
 新倉庫「ロックアンビンソンロジスティクスセンター」の所在地はドンナイ省ロンタイン地区ロックアンビンソン工業団地「DPL ロックアンビンソン2」内の一部を賃借する。鉄筋コンクリート造ならびに鉄骨造平屋建ての施設で、総賃借2604平方メートル。搬送設備にドックレベラー2基を備え、バース形状は1.4メートルの高床式を採用。梁下有効高は11メートルで、フォークリフト2台も配置した。

提案事例

 ベトナム最大の経済都市であるホーチミン市内から約40キロメートルの立地で、消費市場に向けた輸配送拠点として活用が可能。また、ベトナム南部の主要港「カトライ港」までは約30キロメートル、大型船の接岸が可能な「カイメップチーバイ港」までは約40キロメートと国際海上輸送にも対応できる。
 これまで日本で建築・建材物流のエキスパートとして培った3PL事業のノウハウを生かし、ベトナム国内での保管から、流通加工、輸配送の手配までを行う。また、現地の物流企業と協業し、輸送需要も取り込む。日系・非日系の製造業や商社、流通業などの幅広い顧客に対し、日本との国際一貫輸送や、周辺国との三国間輸送など幅広いサービスを提案していく。