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21/11/25

三菱ふそう、22年冬に札幌市でEV配送の実証実験を実施

 三菱ふそうトラック・バス(本社・川崎市、ハートムット・シック社長)は2022年1月、札幌市で電気小型トラック「eキャンター」を使用したEV(電気自動車)配送の実証実験を行う。寒冷地での走行性能を確認するとともに、宅配業務の二酸化炭素(CO2)排出量削減にも取り組む。

コープさっぽろでの実証で使用される「eCanter」

 生活協同組合コープさっぽろの宅配システム「トドック」と協働で実施。配送実務を行う市街地や傾斜地での走行距離、充電・配送時間やバッテリー消費電力などのデータ測定をコープさっぽろが行う。排ガスが一切出ないEV配送で、カーボンニュートラル化に向けた実証も行う。
 eキャンターは、すでにノルウェーやフィンランドなどの寒冷地からスペインなどの温暖な地域でも稼働。今回の実証実験で、日本の寒冷地での車両性能を実証しカーボンニュートラルな輸送ニーズに貢献する。