- 物流企業
21/11/24
鴻池運輸、サステナビリティ経営体制強化へ基本方針を制定
鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦社長)は11月19日、サステナビリティ(持続可能性)経営体制の強化に向け、基本方針を制定した。事業を通じてサステナビリティの社会課題に対応し、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献を目指す。
「サステナビリティ基本方針」は6項目。多岐にわたる業界・業種で事業を展開する同グループの責任を明言したうえで「安全」「品質」の担保、新技術・DX(デジタルトランスフォーメーション)の活用、人権尊重・ダイバーシティ推進・人的資本への投資、知的財産への投資・事業ポートフォリオ戦略、脱炭素の取り組みを盛り込んだ。
また、基本方針に基づく具体的な事業推進のための諮問機関として「サステナビリティ委員会」を設置。これまで事業の管理体制の整備・構築・運用を担ってきた「統合委員会」を改組し、委員長は管理管掌兼ESG担当の竹島徹郎代表取締役常務執行役員が担う。
取締役会の諮問に応じ、コーポレートガバナンス、内部統制、リスク管理、情報セキュリティ管理、コンプライアンス、環境、事業ポートフォリオ戦略、人的資本・知財戦略への投資などについて審議・答申する。
同グループの企業理念は「『人』と『絆』を大切に、社会の基盤を革新し、新たな価値を創造します」。この理念およびサステナビリティ基本方針に基づき、グループ全体でサスティナビリティの課題解決に取り組む。