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21/11/18

キリンロジ、広島市に「広島西風新都センター」を稼働

倉庫外観イメージ

 キリングループロジスティクス(本社・東京、山田崇文社長)は11月19日、広島市安佐南区に物流拠点「広島西風新都センター」を新設し出荷を開始する。広島近郊の配送先までの距離を短縮。遅配や災害発生時の配送困難リスクを低減し、商品の安定供給を図る。
 所在地は広島市安佐南区伴南2ノ5ノ8。東部ネットワークの倉庫を2・3階を使用する。賃借延べ床面積は約7920平方メートル。これまでは、主にキリンビール岡山工場から商品の出荷を行っていたが、広島近郊エリアの配送先までは片道約200キロメートルの長距離輸送となり、ドライバーの拘束時間が長い状態だった。また、災害発生時には道路寸断による配送遅延といったリスクも高かった。
 同センターの稼働で、広島近郊の配送先までの距離が約6~9割が短縮。ドライバーの拘束時間もおよそ半減し、ドライバーの労働環境の改善につながる。
 同社は今後、遅配や配送困難リスクの低減、ドライバーの拘束時間短縮など「ホワイト物流」を促進し、持続可能な物流の実現を目指す。