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21/11/05

JR西、山陽新幹線・在来線特急での荷物輸送事業を開始

 JR西日本(本社・大阪市、長谷川一明社長)は11月、山陽新幹線と接続する一部在来線特急の荷物輸送事業を開始した。他企業・地域と連携し価値創造を推進。地産品輸送などで地域活性化へ貢献する。
 物流会社ジェイアール西日本マルニックスが事業主体。主に法人の荷主を対象に各駅相互間で定期・不定期の荷物輸送を行う。新大阪駅—博多駅を走行する山陽新幹線を中心に実施。顧客ニーズに応じて接続する在来線特急も活用する。
 11月1日からの定期便で新聞輸送を開始。新大阪駅から福岡市の博多駅まで新幹線さくらを利用する。11月12日からの不定期便では、活け松葉ガニを鳥取県の米子駅から京都駅まで輸送する。米子駅から在来線特急やくもで岡山駅に運び、その後新幹線みずほに接続し、新大阪駅まで輸送する。在来線特急スーパーはくとに接続し京都駅まで輸送する。
 JR西日本グループでは「地域共生の深耕と新たな価値創造への挑戦」を中長期戦略として掲げ、その取り組みの1つに荷物輸送の事業化を進めている。