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21/11/02

豊田自動織機、フォークリフト用荷役機器メーカを子会社化

 豊田自動織機(本社・愛知県刈谷市、大西朗社長)は10月26日、フォークリフト用荷役機器の生産・販売を行う米国のリフトテクノロジーズとイタリアのリフトテック・エレカーの全株式を取得し子会社化した。フォークリフト用カスタマイズ製品のラインアップの拡充を図りながら、無人搬送車など自動化機器の高機能化を求める顧客ニーズに対応する。
 両社は、標準品とはサイズや形状が異なる特殊マスト分野で高揚高や高荷重の荷役作業に対応する豊富な製品群を備え、北米・欧州市場で高い競争力を有している。2020年度の売上高は約1兆2649億円で、従業員数は372人。
 両社の子会社化で、フォークリフト用カスタマイズ製品のラインアップを拡充。また両社のマストに、既に子会社化しているカスケードが保有する高機能商品の組み合わせることで、無人搬送車など自動化機器の高機能化を求める顧客ニーズにも対応できるようになる。
 豊田自動織機は今後もグローバルに展開する販売・サービスネットワークと豊富な製品で産業車両事業の一層の成長を目指す。