- 船・鉄道
21/11/02
川崎近海汽船、室蘭―八戸フェリー航路の年内での休止へ協議開始
川崎近海汽船(本社・東京、久下豊社長)は、室蘭(北海道)―八戸(青森県)を結ぶフェリー航路の年内での休止に向けた協議を開始した。燃料価格の高騰や新型コロナウイルス感染拡大による旅客需要の低迷が響いた。
同航路は2018年6月に航路を開設。北海道と東北を結ぶ新ルートとして期待をされたが貨物トラックの乗船が定着せず、20年4月から現在の航路に改編した。その後も貨物の取り込み強化を図ってきたが、原油価格高騰による燃料コストの大幅上昇なども影響し、収支が厳しく、航路継続は困難と判断した。
現在、正式な航路休止日については確定しておらず、協議後の決定となる。