- 物流企業
21/11/02
アサヒロジスティクス、障がい者支援の水耕栽培施設で川上事業に対応
アサヒロジスティクス(本社・さいたま市、横塚元樹社長)は11月1日、障がい者の就労を支援する水耕栽培施設を千葉県松戸市に開設した。障がい者雇用の社会貢献と併せ、物流の川上事業への対応力を構築する。食品物流の原点となる「生産」を通じ、より総合的な物流提案を目指す。
雇用契約を結ばず軽作業などの就労訓練を行うことが可能な「就労継続支援B型」事業所として、松戸共配センターの空きスペースに開設。雇用契約を結び働く「就労継続支援A型」や一般就労に必要な知識・スキルの訓練の場を提供する。外食チェーン向けのサンチュを完全密閉型水耕栽培設備で生産し、11月8日納品分から出荷を開始する。
同社の企業内大学で企画された取り組み。社会貢献として障がい者の就労支援を取り上げ、新しい農業として注目される水耕栽培を組み合わせた。水耕栽培は空いている会議室や倉庫を有効活用できる利点があり、将来的には複数拠点での展開を図る。