• 船・鉄道

21/11/01

JR東日本スタートアップら、新潟の獲れたて海産物を自宅に配達

サービスイメージ

 JR東日本スタートアップ(本社・東京、柴田裕社長)と生鮮品流通を手掛けるフーディンソン、ラストワンマイル輸送の207は11月2日から、新潟の海産物を自宅まで届ける宅配サービスのテスト運用を行う。新幹線などによる荷物輸送サービス「はこビュン」と、ギグワーカーによるラストワンマイル配送を活用し、新たな輸送サービスを構築する。
 新潟港で採れた新鮮な甘エビやズワイガニなどを、新潟駅午前9時24分発のとき314号に積載。11時28分に東京駅に到着し、207が提供するギグワーカーによるラストワンマイル輸送で午後7時までに個人宅に配送する。
 今回の実証実験は、JR東日本クロスステーション、ジェイアール東日本物流の協力を得て、11月2日、5日、9日、12日の計4回実施する。朝、新潟港で競りにかけられた甘エビやカニなど、鮮度の高い海産物を獲れたて状態で自宅に届く購買体験、非対面・非接触での商品購入体験を提供する。
 料金は6600円(税・送料込み)、1日最大5箱。WEBサイト「ネットでエキナカ:https://www.net-ekinaka.com/」にて受付。配送先は高輪エリア周辺が対象で、実験を踏まえ順次拡大を目指す。
 JR東日本グループは、新幹線輸送と駅を基点にしたラストワンマイル配送を掛け合わせ、鉄道会社ならではの新たな荷物輸送サービスを実現していくとしている。

配送スキーム