• 物流企業

21/10/28

ハマキョウ、詰め替えパックのリサイクル実証で物流モデル構築へ

 ハマキョウレックス(本社・浜松市、大須賀正孝CEO)は10月30日から、日用品の詰め替えパックのリサイクル実証実験に参画する。店舗への商品配送の帰り便で、使用済みの詰め替えフィルム容器を集荷。効率的で環境負荷を抑えた物流モデルの構築を図る。ウエルシア薬局、花王、ライオンと協働の取り組み。
 実験では、ウエルシア薬局の東京都内の本社と20店舗、埼玉県内の7店舗に回収ボックスを設置する。ハマキョウレックスは物流を担い、効率的な回収・運搬のプロセスを実証する。構築した物流モデルは今後、他地域への拡大を検討する。
 回収したパックは店舗・地域で利用できるブロックなどに再生し、生活者の意識啓発に役立てる。また、よりリサイクルしやすいフィルム容器の設計に向け、品質・回収量を調査。再びフィルム容器として利用する「水平リサイクル」の実験サンプルとして活用する。

 

 

 同実験は「リサイクル」と「クリエーション」を合わせた造語「リサイクリエーション」の活動。プラスチック包装容器資源循環型社会の実現を目指し、消費者・流通の連携による詰め替えパックの分別回収および再生について検証する。