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21/10/26

国交省、労働環境改善セミナー開催

 国土交通省は12月から、トラックドライバーの労働環境改善に向けたセミナーを開催する。特に荷待ち回数の多い加工食品、飲料・酒、建設資材、紙・パルプの4分野に焦点を当て、生産性向上や長時間労働改善の手法をまとめたガイドライン(指針)や、企業の取り組み事例を紹介する。
 2024年4月にドライバーの残業時間を年960時間までとする罰則付き上限規制の適用を控える中、荷主、運送企業に適正取引と長時間労働改善の重要性を知ってもらうことが目的。来年2月中旬まで計4回開催し、国交省の施策を説明するとともに、荷主などの物流改善事例を紹介する。
 12月9日の第1回では、大成建設、LIXIL物流が建設資材の物流改善の取り組みを紹介する。第2回以降のセミナーは、加工食品と飲料・酒、紙・パルプの荷主や研究会がそれぞれの改善事例を解説する。
 セミナーは全てオンラインで、時間は午後1時半~3時10分。参加費は無料。国交省から委託を受けた富士通総研の専用サイトから申し込むことができる。