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21/10/22

ヤマト運輸と北海道開発局、「食」と「観光」を支える物流推進で連携

 

ヤマト運輸の松井克弘執行役員北海道地域担当(左)と橋本幸国土交通省北海道開発局長

 ヤマト運輸(本社・東京、長尾裕社長)と北海道開発局は10月20日、「食」と「観光」を担う北海道地方部を支える取り組みを推進する協定を締結した。緊密で組織的な連携・協力体制の構築を目指す。
 日本全国に張り巡らせたヤマト運輸の物流網を活用し、両者が連携して物流効率化を推進。食や観光などの北海道の強みを提供する地域を支える物流の確保に取り組む。同時に、道路破損などの異常や、災害時などの広域的なトラブルに関する情報も共有して対応する。
 また11月、道の駅を拠点とした中継輸送の実証実験を行う。札幌市ー枝幸町間300キロメートルで、名寄市にある道の駅「もち米の里」をスイッチ拠点として中継輸送を実施。ニーズや効果、必要な駐車スペースなどの課題を検証する。道北地域における道の駅の中継輸送拠点化の可能性を検討する。
 今回の協定により、相互の強みやネットワークを相乗的に活用。より効果的な物流確保・維持に関する取り組みを進めていく。