- 物流施設
21/10/21
ESR、物流センターを地域の避難施設に藤井寺市・松原市と災害時協定
物流不動産のESR(本社・東京、スチュアート・ギブソン代表取締役)はこのほど、大阪府の藤井寺市および松原市と災害時協定を結んだ。両市にまたがる物流センター「レッドウッド藤井寺DC(ディストリビューションセンター)」のラウンジ、託児所のほか施設・敷地の一部を地域住民の一時避難場所として提供する。
藤井寺DCは2017年にしゅん工したマルチテナント型物流施設で、アマゾンや日本通運など計9社が入居している。敷地面積は8万2744平方メートル。耐震構造の5階建てで、延床面積は17万7514平方メートル。非常用自家発電設備を2基備えており、停電時でも防災センター、荷物用エレベーター、トイレなどが最大38時間使用可能。
ESRの松波秀明取締役は「地域社会と共生・共存することも目指した施設開発を行っている。藤井寺DCは大きな地震にも耐えることができる耐震基準を満たしており、垂直避難にも有効。ラウンジにはショップや自販機も備え、地域住民に安心して一時避難してもらえる場所」とコメントした。