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21/10/20

イーパー、広島で自動配送ロボットの実証実験

実証実験のフロー

 置き配バック「OKIPPA」を提供するイーパー(本社・東京、内山智晴社長)は10月25~30日、広島県北広島町で自律走行型配送ロボットを使用した中山間地域での実証実験を行う。人口減少で、配送力の低下と配送の日効率化が同時に起きている中山間地域で、ラストワンマイル輸送のインフラ構築を目指す。

自律走行型の自動配送ロボット

 センサー情報から最適な配達ルートを導き出す自律走行型の自動配送ロボット「ロンビー」を使用する。宅配物と生鮮品などの自動混載機能を持ち、離れた複数地点に設置されたステーションにあるボックス間配送の完全自動化の実現を目指す。機体サイズは縦102センチメートル×横67センチメートル×高さ105センチメートル。
 実験は区間は、北広島町のショッピングセンターから役場の正面玄関までの約300メートル。1日4往復する。平均速度は時速3キロメートルで、走行ルートに公道は含まれない。
 ロンビーの走行性能検証と、新たな買い物支援策として運用するための収益モデルの検証を行う。インターネットで購入したものと店舗での買い物を混載し、LOMBYで配達。利用者がまとめて受け取れることで、物流サービスの効率向上と利便性を両立させる。