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21/10/19

農水省、青果物で標準化検討

 農林水産省は9月、青果物での物流標準化に向けた検討を開始し、パレット循環、市場内物流、青果物の取引情報をまとめた生鮮標準コード、外装寸法の4分野の分科会も設けた。パレット回収体制やコストの実証を行い、各分科会での成果を取りまとめる。
 国土交通省が立ち上げた官民物流標準化懇談会で、業種別の検討会立ち上げが話し合われ、農水省は青果物での標準化に取り組む。昨年3月に行動計画を策定した加工食品に続くものだ。
 各分科会メンバーは、例えばパレット循環の分科会には出荷団体のJA全農とホクレン農業協同組合連合会、全日本トラック協会、日本パレットレンタルが参加。外装の分科会には出荷団体と全国中央市場青果卸売協会など卸団体が参加。
 パレットについては、活用しやすい外装寸法や回収体制、IT活用によるパレット回収コストの検証を行う。RFIDやQRコードによるパレット現在地管理の実証も行う。各分科会は年2~3回実施する。