- 行政・業界団体
21/10/19
国交省、脱輪防止を呼び掛け
国交省によると、2020年度に起きた大型車の車輪脱落事故は、統計を取り始めてから最多の131件(前年度比17・0%増)。全体の7割弱に当たる87件が11〜2月の冬期に集中し、事故の58・0%(76件)は脱着作業から1カ月以内。
脱輪は冬用タイヤへの交換やタイヤローテーション時に起きやすく、ボルト損傷、ナット緩みなどの点検時の見落とし、作業ミスが原因。
国交省は今月1日〜来年2月28日までを事故防止のキャンペーン期間と位置付け、注意点をまとめたチラシを作成。運送企業にナットの緩みの総点検、作業管理表を使った正しいタイヤ交換作業の実施を求めている。