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21/10/18

ヨコレイ、23年5月北海道恵庭市に新センターを新設

「恵庭スマート物流センター」

 横浜冷凍(本社・横浜市、松原弘幸社長)は2023年5月、北海道恵庭市に「恵庭スマート物流センター」をしゅん工する。北海道に展開している6つの冷蔵倉庫と連携し、道内物流ネットワークのさらなる強化を図る。
 所在地は恵庭市戸磯445ノ1、戸磯工業団地第1街区。敷地面積は1万7525平方メートル、鉄筋コンクリート造3階建て、延床面積は2万4087平方メートル。収容能力は3万543トンで、フローズン級冷蔵庫が2万4999トン、チルド&フローズン級冷蔵庫が4383トン、チルド級冷蔵庫が1160トン。

 

「恵庭スマート物流センター」位置図

 また、省エネ型自然冷媒冷凍機や屋上太陽光発電システムなどを設備する。太陽光発電システムと蓄電池を連携させた充電ステーションの設置で、災害時にも非常用電源として利用でき、BCP(事業継続計画)対策の強化にも取り組む。さらに、北海道の気候を活かし、冬季には外気を利用してチルド級室の温度管理が行えるシステムも取り入れる。
 「恵庭スマート物流センター」のしゅん工で、ヨコレイの国内収容能力の合計は、100万トンを突破する。
 恵庭市は、札幌市と新千歳空港の中間に立地。海路・空路の玄関口である苫小牧港や新千歳空港にアクセスしやすい。周辺には食品メーカーの生産工場が多く、道内産食品や原料の集積地となっている。