- 物流企業
21/10/15
佐川GL、堺SRCに自律走行搬送ピッキングロボット導入
佐川グローバルロジスティクス(本社・東京、山本将典社長)は10月14日、大阪府の堺SRC倉庫に自律走行搬送ロボを導入した。作業効率向上や作業者の負担を軽減する。
ラピュタロボティクスのピッキングロボット「ラピュタAMR(自律走行搬送ロボット)」を導入した。このロボットは、商品に合うサイズの段ボール箱を自動選定し、作業員が表示された段ボール箱をロボットの上に載せるとピッキングが必要な商品棚の前まで移動する。その後、作業員は商品棚から商品を直接段ボール箱に投入し、ふたを閉めて作業が完了する。
通常、AMRでのピッキング作業では、折りたたみコンテナで商品を収集し、商品の段ボールへのこん包作業は作業員が行っている。「ラピュタAMR」の導入で作業者の歩行動線の大幅削減だけでなく、ピッキングとこん包作業双方の省人化が期待できる。
同社は2019年に千葉県の柏SRCで「ラピュタAMR」11台をテスト導入し、実証実験を行った。本格導入後、作業員1人の1時間当たりのピッキング数が2・5倍になる作業向上がみられ、今回新たに堺SRCへの導入が決定した。