- 船・鉄道
21/10/14
JR貨物、越谷貨物ターミナルでバイオ燃料を導入
JR貨物(本社・東京、真貝康一社長)は10月1日、埼玉県越谷市の越谷貨物ターミナルでバイオ燃料を導入した。駅構内のコンテナ移送用トラックに使用し、カーボンニュートラルの実現に貢献する。年間2388リットルを調達。今後、フォークリフトや機関車への使用拡大、ほかの貨物駅での使用を検討する。
ユーグレナ(同・同、出雲充社長)が製造・販売する次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を使用する。原料は使用済み食用油と微細藻類のユーグレナ。食用油の原材料も植物で、ユーグレナと同様に成長過程の光合成で二酸化炭素(CO2)を吸収。燃料の燃焼段階のCO2排出量は実質的に相殺される。
ユーグレナの和名は「ミドリムシ」。ユーグレナが2005年に独自の大量培養技術を確立し、食品や化粧品の開発のほか、バイオ燃料の商業生産に向けた研究開発を続けている。