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21/10/08

トランコム、求貨求車サービスにCTI導入で通話内容の見える化を実現

 トランコム(本社・名古屋市、恒川穣社長)は8月、Pickponが提供するCTI(コンピュータ電話統合)システム「Pickpon(ピクポン)」を情報センターに導入した。通話内容をデータ化し情報の見える化でサービスレベル向上を図る。
 コア事業の物流情報サービスの求荷求車での配車業務を向上させる。従来配車業務は、荷主情報と車両情報を「アジャスター」と呼ばれる担当者が、電話で情報を取得してマッチングしていた。
 ピクポンは、通話時の顧客音声データを記録・分析し情報を蓄積するシステム。情報を基幹システムや分析ツールと連携し、車両情報のマッチング精度向上を実現する。
 導入により基幹システムと連携して架電をワンタッチで行えるようになったり、受電時に取引情報がパソコン画面に自動表示されるようになる。AI(人工知能)分析で顧客ニーズの抽出も可能となっている。まずは8月に開設した静岡と高松のマッチングセンターに先行導入し、今後は全国に導入する予定。
 トランコムグループは、長期ビジョンに「はこぶ」仕組みの創造を掲げ、多くの荷主・物流会社に利用されるプラットフォーム構築の実現を目指す、としている。

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