- 船・鉄道
21/10/07
JR東、列車を活用した荷物輸送サービス「はこビュン」を本格展開
JR東日本(本社・東京、深沢祐二社長)は、列車を活用した荷物輸送サービスの本格展開を開始した。列車を活用した物流サービスの提供で地域の魅力を発信し、人々の豊かなくらしづくりに貢献する。
新サービス「はこビュン」は、新幹線や特急列車を活用し、地方の特産品を消費地に素早く届けるサービス。列車の持つ速達性・定時性を生かし、安定的な物流を提供する。10月1日には、当日申込可能な列車荷物輸送サービス「はこビュンQuick」もスタートしている。
今後、名称やロゴの活用で利用促進を図り、輸送マーケットの拡大を図る。
同サービスの名称とロゴデザインには、荷物を連想させる「箱」と「運ぶ」をかけた「はこ」、新幹線などでスピーディに「ビュン」と届けるイメージを込めた。ロゴマークは、宣伝などに活用される。
今後、はこビュンQuickを活用した取扱商品の拡大や、食品小売店や飲食店、百貨店への定期輸送の強化を図る。下り列車の活用や、駅での受け取り個所の拡大も進めていく。
JR東日本はこれまで、列車輸送の商品化に向けて、さまざまな実証実験を行ってきた。結果、利用者から好評の声が集まったため正式商品としてリリースに至った。