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21/09/29

ジーニー、医薬品卸大手のスズケンと業務提携

 セイノーホールディングスグループのジーニー(本社・東京、田口義展社長)は9月28日、医薬品卸大手のスズケン(同・名古屋市、宮田浩美社長)と業務提携した。ラストワンマイル領域における新たな流通モデルの構築を目指す。
 ジーニーは、セイノーグループでラストワンマイル領域を担う中核企業。過疎地域対策や買い物弱者対策として、生活必需品などを届けるだけでなく、御用聞きや見守りなどで生活者に寄り添うなど、地域に密着して社会課題の解決に取り組んでいる。
 スズケンは、ESG(環境、社会、ガバナンス)への取り組みとして「安心・安全かつ安定的な医薬品流通」「社会的コストの低減」「地域の医療・介護課題の解決」の3つを掲げ、社会課題を解決する価値の創出と持続的成長を目指している。また、医療機関や保険薬局と患者をつなぐ新たなラストワンマイル流通の構築に向けた検討も進めている。
 両社は協業を通じ、地域の生活者のさらなる利便性の向上や地域社会への貢献に寄与する。提携により、自宅で安心して生活し、医療・介護を受けられる支援体制の構築と、地域社会でより利便性の高いサービスを提供し、安心して生活できるエコシステムの構築を目指す。