- 物流機器メーカー
21/09/28
ミシュランと富士運輸ら、バス・トラック向けのレスキューアプリを開発
日本ミシュランタイヤ(本社・東京、須藤元社長)は11月1日、有料レスキューサービスの要請時に位置情報や故障概要を事前に送信できる無料アプリの提供を開始する。タイヤトラブルによる車両の稼働停止時間を削減し、物流企業の輸送効率化に貢献する。富士運輸(同・奈良市、松岡弘晃社長)と同社のグループ会社ドコマップジャパンと共同で開発した。
トラック・バスタイヤユーザー向けのサービス「ミシュランレスキューネットワーク(MRN)」を進化させ、スマートフォン対応無料アプリ「MRN GO」を開発した。ドライバーは事前にアプリをダウンロードし、緊急時にSOSボタンを押すことで必要な情報を送信。コールセンターから出動依頼を受けた作業店が、迅速に現場へ駆け付け故障に対応する。
故障した位置や運送企業・車両の情報、ドライバーの連絡先、タイヤの故障状態の画像などをアプリを通じ共有可能。コールセンターは、情報を元に作業店へ状況をより高い精度で伝えることができ、作業店は効率的な出動準備が可能になる。また、TPMS(タイヤ空気圧監視システム)搭載車両であれば、近距離無線通信「ブルートゥース」でタイヤ内温度や空気圧情報も送信できる。
さらに、ドコマップジャパンのアプリケーション「docomap GO」に対応できるTPMSの装着車両であれば、1台550円(税込み)でTPMSクラウドサービスのトラッキングを含めた動態管理システムが利用できる。