• 物流施設

21/09/24

日本GLP、相模原の新施設にギオン・佐川・西濃らが入居

 日本GLP(本社・東京、帖佐義之社長)は8月、神奈川県相模原市に先進的物流施設「GLP ALFALINK相模原1」をしゅん工した。ギオンや佐川急便、西濃運輸ら10社以上が入居し、同一立地のメリットを生かしつつ事業拡大を目指す。
 所在地は相模原市中央区田名赤坂3700ノ1。圏央道相模原愛川インターチェンジIC、相模原IC至近。敷地面積は約13万6660平方メートル、免震・鉄筋コンクリート造の地上5階建て(一部6階建て)で、延べ床面積は約33万1343平方メートル。
 5階部分はターミナルとなっていて、佐川急便と西濃運輸が入居する。両社は、他の入居企業向けに、柔軟な集配時間を構築し、入居する荷主企業の利便性向上に貢献する。
 また、1階部分には冷凍冷蔵設備を備えた倉庫スペースを設備し、総合物流企業のギオンが入居。3温度帯に対応した拠点として活用する。
 この施設を活用し、商品企画から、配送までサプライチェーン(供給網)の全てを1カ所にまとめることが可能。物流や、製造を統合し効率的な供給網の構築に寄与する。
 

共用棟「リング」

また施設で働く人々や地域の人々が利用できるように、共用棟「リング」にカフェ、コンビニ、レストラン、託児所などを順次開設する。
 GLPは、人材派遣会社の事務所併設や、施設内の情報可視化を行い、入居者の利便性を高める。今後、相模原で3棟の施設を建設する。

コンビニ(左)と宅配所(右)完成イメージ